悩みタイトル

こんなお悩みはありませんか?

外反母趾イメージ

足の親指が痛む
→長い距離を歩いたり、ヒールの履物を履いたりする際に足の親指が痛み、歩けなくなる。
足の親指が人差し指側に曲がっている
土踏まずの部分がなく、偏平足になっている(外反母趾になりやすい)
足の痺れが親指にある
指が曲げられない

その他に外反母趾は靴が履けないことや、靴下が合わない、足が腫れあがることもあります。

また、足の指だけでななく、膝にまで痛みが出ることもあります。(神経痛が疑われる)

外反母趾で知っておくべきこと

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外反母趾は、進行性の変形性病態です。極度に変形が進んだ場合には手術が必要になることもありますが、歩行が困難な状態になるケースも少なくありません。ただし、必ずしも手術が必要になるわけではありません。

また、外反母趾は足先の細い靴を履いていたことが直接の原因ではなく、実際の原因は明確に解明されていません。女性ホルモンの増減により神経の緊張が繰り返されたり、血流が阻害されたりすることが外反母趾の発症や進行に関与するケースもあります。これらの点をご理解いただけると幸いです。

進行した場合、保存療法が効果を発揮しないケースも多いため、早めの対処が重要です。

症状の現れ方は?

足の親指に全体的な違和感が生じることから始まり、次第に指の可動域が減少し、歩行時に痛みが発生することが増えていきます。その後、足が腫れて炎症が起こり、安静時にも痛みが発生するようになります。

さらに、指が曲げられなくなり、歩行時には体重が乗せられなくなるため、片足に負荷がかかるようになります。

次第に変形が進み、個人差はありますが、数年かけて進行する場合もあります。人差し指の上に親指が乗るほど変形が進行すると、手術が必要になるか、そのまま現状維持が続くことが多くなります。早期発見が重要なカギとなります。

その他の原因は?

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リウマチや変形性関節症から発症する外反母趾もございます。また、遺伝的な要因も考えられます。

リウマチは全身の、特に手や足の指の関節部に炎症を生じ、関節を破壊し、緩ませてしまう疾患です。これは自己免疫疾患であり、自己の体質が影響し、遺伝的なリスクが表れやすいとされています。

年齢を重ねるほど発症リスクが高くなるため、特に40代以降の女性は注意が必要です。

冷えや自律神経の乱れもリスクの一部として考えられるため、特定の問題だけではなく、全身のバランスをトータルで整えていくことが重要だと思われます。

外反母趾を放置するとどうなる?

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外反母趾を放置することで、まず初めに変形が進行します。変形が進むと、親指の骨が目視で確認できるほど浮き出てくるようになり、皮膚炎や骨膜炎、関節炎などを引き起こすことがあります。場合によっては、全身性の発熱につながることもあり、まれに重篤な状態に至ることもあります。

歩行中だけでなく、安静時にも痛みが生じることがあり、車の運転や就寝時に発痛するケースもあるため、ストレスを感じることが増えるかもしれません。

また、神経が腰までつながっているため、腰痛や膝の痛みが生じ、日常生活に支障をきたすことも予想されます。このような症状が出る前に、早期に対処することが大切です。

当院の施術方法について

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当院での施術方法は、まず足の親指と人差し指の間にクッションを作り、固定することで親指の変形を防止する施術を行います。

また、テーピングを用いて親指に引っ掛け、変形してくる方向を予測したうえで、その逆方向にテーピングを引っ張り、足の脛に固定する方法もございます。

偏平足や開帳足に対しては筋力トレーニングの指導を行い、痛みがある場合は鍼灸施術や指の周りの組織を緩める施術を行っていきます。

施術を開始する時期にもよりますが、早期に処置をスタートすることで、痛みの軽減が期待できます。気になる症状がございましたら、お早めにご相談ください。

改善していく上でのポイント

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改善していくためのポイントはいくつかございます。

まずは痛みを軽減させるために、無理な運動や歩行を控えることが大切です。

また、炎症が起こった際、冷やすことが重要だと思われがちですが、身体の深部から発症している場合は、やや温めることで痛みが軽減することもあります。

まずは痛みが引いてくることが重要です。痛みがあると緊張が生じて変形が進行するため、緊張を和らげて組織が動きやすくなった状態で、無痛の施術を提供することで進行を防ぎ、健康寿命を延ばすことに繋がります。

日常生活では、初期の小さな違和感から注意していくことが大切です。