女性

立ち仕事

2か月前から腰痛を感じ始め、生活を送る過程で徐々に腰痛が増していき、次第に腰が曲がり始め、伸ばせなくなる。
次に左臀部に痛みが変化していき、左足後面にシビレが起こり、側面にもしびれが発生し、仰向けやうつ伏せができなくなる。
現状は歩行は可能だが、朝は調子が良く、午後から夜にかけての痛みがあり、座る動作も難しい。

症状の出始めは腰痛がメインで足のだるさなどが強くありました。
臀部の痛みが起こってからは中腰になってしまい、歩行が数メートルで止まってしまうほど痛みが増強してしまう。
しびれは足全体に起こり、痛みも伴うため、横向きでの生活を余儀なくされる。

症状から臀部の筋肉の問題と判断し、病院での検査も含めた上で、身体の奥の方の筋肉と把握したため、鍼灸施術と血管整体、AKA施術、運動療法も含め施術を行いました。
指圧は痛みが増強してしまう危険性があるため、より痛みが少ない方法として指圧以外の整体術を利用し施術しております。
その他にも有効な効果を発揮する施術メニューもあると思いましたが、より最短で強い痛みを無痛に近い形で抑える為に選択いたしました。

鍼灸施術は遠隔誘導法といって、痛みが出ている箇所から遠くのツボを利用し、痛みを引かせることや緩めることを目的に選択することができるため、有効と判断しました。
また奥の方の筋肉を緩める為には鍼灸は有効と判断したためになります。
AKA法は骨盤の調整のため、運動療法は筋肉の柔軟性のため、血管整体は、血流を良くするためとファシアの調整の為選択しております。
電気治療を選択することも有効だと思いましたが、今回は電気の刺激が苦手という事もあったため選択していません。

基本的には毎日の施術を推奨します。
施術期間は3ヶ月以上を目安に説明していきます。
日常生活に支障が起きないほどになったら週に1から2回の通院指導。

始めは寝ることも難しく、歩行や座っている姿勢も難しかったが、現在は中腰ではあるものの、しびれは午後だけ、痛みも減弱。

始めは変化が乏しいと説明を受けていたため、良くなることは先になることが理解できたことが継続できた理由にもなっていて、毎回の施術後に減弱していく痛みを確認できたことがうれしかったです。
痛みがなくなった先を想像できたことも安心に繋がりました。

女性は特にご出産後にも関係しますが、骨盤に問題を抱えてしまうケースが多く、股関節周辺の筋肉や血管に多く問題が発生し、日常生活動作に支障を起こしがちです。
病院での検査で異常がなくても実は病院だけでは見ることのできない隠れた身体の組織も存在します。
それは我々徒手療法家が観るべき問題になるため、医療機関を受診後に変化がない場合も含めご相談いただけますと幸いです。