肉離れ
こんなお悩みはありませんか?
身体の特に腕や脚に内出血がある
歩くときに脛が痛い
歩くときにふくらはぎが痛い
しゃがめない
足が痛くて立てない
足が腫れていて内出血がある
上記すべてが肉離れの可能性があります。
つま先立ちができない、ヒールが履けない、大股で歩けないなども症状の一つとして重要になります。足が腫れるので皮膚が硬くなることもあります。ジャンプできないなど、関節を曲げ伸ばしする度に痛む方もいらっしゃいます。
肉離れで知っておくべきこと
まず初めに知っておくべきことは、肉離れは主に筋肉に力を込めている最中に急に伸ばされることで筋肉が引きはがされることによって発症するということです。この状態は「筋挫傷」と呼ばれ、叩かれたりぶつけたりすることで起こる内出血や、ストレッチをして筋肉が伸ばされている際に起こる筋断裂とは少し異なります。
また、肉離れでは足が腫れ、熱を持つことがほとんどです。そのため、必ず安静にし、足を挙上して冷却し、固定するRICE処置が必要です。
意外と忘れがちですが、必ず病院を受診することが重要です。体が壊死する可能性があるためです。
症状の現れ方は?
症状は突然現れます。数日かけてゆっくり腫れが広がることはなく、1時間以内に急速に損傷部位に違和感が生じ、痛みと腫れがその後に発生します。筋肉が部分的に剥がれている状態ですので、力を入れたり、伸ばしたりすることが痛みのためできなくなります。
軽傷の場合、腫れが見られないこともありますが、損傷部位に凹みやしこりが現れることがあります。内出血がひどい場合、血の塊が溜まり血管を圧迫するため、足が重たく感じることもあります。
急に走り出す動作や短距離走、しゃがむ動作、ジャンプなどの後に発症するケースが多いため、注意が必要です。
その他の原因は?
その他の原因として、まずほとんどの原因は運動時に発生することが多いです。長距離や短距離走、野球のベースランニング、サッカーやバスケットボールなどの走る競技、高く飛ぶ必要がある走り幅跳びや走り高跳び、バレーボールなどの飛ぶ競技、駅で突然走ることなど、一見関係ないように思える動作からも発症することがあります。
筋肉が硬くなるほど、断裂のリスクが高まります。足がむくんでいる方も注意が必要です。脚がつりやすい方は筋肉が痙攣しているため、伸ばされた際にリスクが高くなります。身体が硬い方は、日常的に柔軟性が低下しているため、急なスプリントに注意が必要です。
肉離れを放置するとどうなる?
肉離れを放置すると、さまざまな危険性が増します。
まず一番の危険性は、足や腕などの損傷部位から先の切断です。損傷部位から出血し、その先の血流がうっ血します。その状態を放置すると、血液による栄養が組織に届かなくなり、壊死が進行することがあります。
壊死が進行すると、回復が難しくなり、その影響で心臓に血栓が詰まることがあります。その場合、最悪の場合、命に関わることもあります。
そうでなくとも、筋断裂が進行すると手術が必要になるケースや、肉離れが繰り返し発生することもあります。また、日常生活に支障をきたし、歩行が困難になることが予想されます。
当院の施術方法について
当院の施術方法は、急性期と慢性期で異なります。
鍼灸は多様な症状に対応できる方法のため急性期においても鍼灸施術を行うことがあり、肉離れした箇所に対して早期回復が期待できる場合もあります。しかしながら、急性期には基本的にはRICE処置が重要となりますので、まずは安静、冷やす、固定、挙上を行うことが大切です。
慢性期には、しこりができた箇所をマッサージや低周波を用いて筋肉を伸縮させ、通常状態への回復を目指していきます。深い位置での損傷の可能性もあるため、鍼と低周波を同時に施術し、筋断裂している箇所を安定させていきますが、鍼施術には特に高い鎮痛効果が期待できます。
改善していく上でのポイント
始めは完全に安静にすることが重要です。筋断裂した箇所を動かさないことで、手術が必要でない程度の断裂は自然に回復します。筋肉の収縮や弛緩をさせず、急性の炎症期間である72時間を過ごすことで、再発のリスクを減少させ、慢性期を短縮させることができます。まずは安静が大切です。
再発を防ぐためには、柔軟な筋肉とその使い方が重要です。断裂した筋繊維を正常な状態に戻すためには、しこりになっている箇所を緩めることが必要です。
鍼施術は柔軟な身体を作るためにも重要で、今までのパフォーマンスを向上させることで、身体の損傷をしにくいレベルへ軽減が期待できます。その結果、以前よりも強い組織へと変化していきます。