片頭痛
こんなお悩みはありませんか?
こめかみ付近が痛む
片方のこめかみだけが痛む
両方のこめかみが痛む
締め付けられるように痛む
ズキズキと痛む
脈打つように痛む
中学生ぐらいから頭痛があり、大人になっても改善されていない
まぶしい光を浴びると頭痛がする
お酒を飲むと頭痛がする
頭痛と共に吐き気がする
目の前がチカチカする
頭痛が週に3日以上継続する
後頭部が痛み、瞬きができなくなる
片頭痛で知っておくべきこと
まず初めに、片頭痛は緊張型頭痛との混合型もあるため、これらを見分けることが重要です。
片頭痛は片側のこめかみ付近を上下に走る浅側頭動脈が強く拍動し、その近くにある三叉神経が緊張することで起こる頭痛です。また、脳内物質であるセロトニンが過剰に産生されると発症する可能性があることが知られています。
片頭痛は血管が関係しているため、血圧や頭の熱、ストレスなどがきっかけで悪化したり発症したりすることがあります。脳梗塞などから起こる頭痛とは異なり、頭痛自体が病気として考えられる一時性頭痛として分類されます。ただし、現時点では片頭痛を完全に治す薬はなく、対症療法が中心となっているのが実情です。
症状の現れ方は?
片頭痛には、前駆症状と呼ばれる事前に現れる現象が存在します。その中で特に多いのが「閃輝暗点」と呼ばれる症状です。
閃輝暗点は突然起こるもので、目の前に強い光が入り、きらきらと星のような光が見え始めることが特徴です。その後、片頭痛が発生することが多く、頭痛はこめかみ付近に起こることが一般的です。
さらに、片頭痛が発生する際には、締め付けられるような緊張性頭痛を併発するケースもあります。また、身体が疲労している状態やストレスが加わることでセロトニンに悪影響が及び、頭痛が発生する場合もございます。
前駆症状が現れた後、間もなく頭痛が始まるケースが多いため、こうした症状には注意が必要です。
その他の原因は?
片頭痛のその他の原因としては、「セロトニン血管説」に基づく血流や神経に関係する要因が挙げられます。主な要因として、睡眠不足、飲酒、肩や首のこり、交通事故、血圧の変動、さらには食べ物などが挙げられます。
まず、睡眠についてですが、睡眠が不足すると緊張性頭痛を引き起こすだけでなく、片頭痛を悪化させる要因になることがあります。適度な睡眠時間として、最低でも5時間の確保が推奨されます。
次に、飲酒についてです。飲酒は血管の拡張や収縮を引き起こし、変調をもたらすため片頭痛を引き起こすリスクがあるため注意が必要です。
また、肩や首のこりは血流を阻害し、血流の流れが悪くなることで片頭痛を悪化させる可能性があります。
交通事故についても、頸椎が損傷したりズレが生じることがあり、その結果として片頭痛を発症するケースが見られます。
さらに、食べ物も影響を与えることがあります。例えば、チョコレートなどの食品は片頭痛を引き起こすリスクが高いとされています。
片頭痛を放置するとどうなる?
片頭痛を放置すると、さまざまな影響が生じます。
まず、片頭痛の患者数が多いことが問題視されています。片頭痛患者はおよそ800万人いるとされており、これは10人に1人の割合に相当します。この数字から、1つの職場に1人から2人が片頭痛を抱えている可能性があると考えられます。
片頭痛が問題となる理由は、日常生活に支障をきたすためです。例えば、会社を休む必要が出ることもあり、それが生産性の低下につながる大きな要因となる場合があります。このような社会的な影響を踏まえ、健康寿命を延ばす取り組みが求められていると言えるでしょう。
当院では、ストレス社会に対抗するためのメンテナンスを重視し、片頭痛と向き合う姿勢を大切にしています。片頭痛の軽減が期待できる施術やケアを通じて、皆さまの健康維持をサポートしてまいります。
当院の施術方法について
当院での片頭痛の施術方法には、いくつかの方法があります。
まず、どの施術にも共通していることは、血管の過剰な拡張を抑え、三叉神経の緊張を緩めることです。
頭に血流が多く集まり熱がこもることを「上熱下寒」と呼び、その逆の状態を目指して施術を行います。そのための手段として、自律神経を調整する鍼灸施術をお勧めしています。『鍼灸施術』は、セロトニンの分泌に抑制的に働くことがあるため、非常に重要な施術となります。
また、頭や首を氷で冷やすことや、足を温めるなどの補助的な方法も施術の一環として効果が期待できます。冷やした頭を放置すると、逆に熱がこもることがあるため、熱を下に引っ張るイメージで施術を行います。
改善していく上でのポイント
改善していくためにはある程度の期間が必要です。すぐに症状が改善しない理由として、体質が大きな要因となっているためです。
体質は大きく変わることはありませんが、持って生まれたものに対抗するためには膨大な時間がかかります。そのため、施術の回数も多く必要となります。一般的に、15回以上30回以内の施術が必要となるケースが多いです。間を開けずに調整を行い、習慣化した体のコントロールを行うことで症状を抑えることができます。
施術期間中は、日常生活にまで及ぶ生活指導を行い、問題となりやすい行動や健康を増進する意識改革を中心に実行していくことが重要です。